応援のお声

当公演にお寄せいただいたご声援です。
まことにありがとうございます。
(到着順)



山野博生が私の作品に触発されて戯曲を書いたとの由。驚いた事に処女作『アンゼラスの鐘』は彼が劇作家としての資質を備えている事をはっきりと証明していた。

そんな彼が公演を打つ。

是非大恥をかいて落ち込んで欲しい。そしてそれを100回繰り返そう。考えるだけでうんざりだ。だが残念ながら演劇をやりたいのならその道以外他はない。恥をかけるのは勇気のある奴だけである。君はどうだ。


ピンク地底人3号 様




山野さんから「劇団を立ち上げたい」と聞いたのは4年前だったと記憶しています。
台本も読ませてもらい、個性的な台本だったと記憶しています。
その時は残念ながら立ち上げには至らなかったと記憶しています。

なるほど、この4年はきっとこの公演のためにあったのですね。
そして、あの台本もこの台本のためにあったのだと私は思います。

この公演、あの台本のことも思いながら楽しみにしています。


THE ROB CARLTON
Captain
村角太洋 様




私は山野君のことが好きです。理由は山野君が無能だからです。昔バイト先が一緒で、私も発達障害であらゆる仕事が無能で、同じ職場には田中浩之、丸山交通公園、ピンク地底人2号などもいて全員無能だったのですが、山野君は群を抜いて無能でした。信長の野望で言うと政治23、戦闘15、智謀8くらいです。さらに頭も悪いし、面白い事も言わないし、顔面偏差値も低いので、ああ山野君に生まれなくて良かったなあ、あいつよりはマシだと見下せる奴が周りにいると楽だなあと思っています。

 しかし山野君の本を読んだらとても困りました。山野君が山野君であるが故の心の叫びが書いていて、私はとても心をうたれました。私も演劇人、もちろん面白さでは負けない自信はありますが、私の作風はどうしても時事ネタという第三者目線で見た本、作家の「書かなければならない悲痛な叫び」感ではとうてい及ばず悔しい思いをしました。今川氏真がいくら基礎能力値が低くても蹴鞠が得意なように彼は人の心をうつ本が書けます。演出能力があるかは知らんけども、菅原陽樹やHIROFUMIのような私が信頼する役者が支えているのですから、大名は無能でも甲斐宗運みたいな有能な家臣がいる阿蘇家みたいなもんです。おそらくこれは山野君の叫びだというお客さんの心をうつ作品に仕上がることでしょう。そうすれば私も「見下してた奴がこんな良い作品を作って困った」という心の叫びがでて、人の心をうつ作品が作れることでしょう。とても期待しております


笑の内閣主宰
高間響 様




京都に気になる若手劇作家(志望含む)が3人いて、山野さんはその内の一人。「気になる」というのは、「注目してる」とか「期待している」ではなくて、「気掛かりで仕方ない」という意味だ。山野さんは生きてるだけで精一杯なタイプなので、時々劇場などで会ったときにホッとする。その彼が他の「気になる」2人よりも先に劇団を立ち上げた。この報を聞いて、「やったやん」という思いと同時に「大丈夫やんな」という心配も立ち上った。劇場に確認しに行くしかない。どんな作品になっているのか、彼がどんな顔しているのかわからないけど、自分で芝居を一本立ち上げたのだから、誇らしく立っていて欲しい。いずれ本当の意味で「気になる作家」になってくれればいいな。僕は応援している。


iaku
横山拓也 様





山野くんが公演を行うことを聞いて、山野くんのここ数年の活動がこんな風に実を結ぼうとしていることをとても嬉しく思った。彼とは伊丹アイホールが主催する戯曲塾で出会った。彼が書く戯曲は見当はずれな怨念とこれまた見当はずれな正義の鉄拳で満ちていた。怨念が人の形をしているなら、沢山の怨念が迷子になって、迷子になったことにさらに怒りを募らせて、作品中をウロウロしてる。もう一つの主要キャラである見当はずれな鉄拳は、主に物語の後半で唐突に振り下ろされる。読んでる私は意味がわからない。それでも彼がモガイテいることは痛いほどわかった。あれから数年が経った。あの怨念と正義の鉄拳は、しかるべき居場所を見つけただろうか?もちろん見つけたら面白い台本というわけではないだろう。どんな方向に成長しようと彼は不器用なまま、進んでいくのだろう。


ニットキャップシアター
ごまのはえ 様





山野君は記憶に残る生徒の一人だ。怨嗟の念に満ちた習作を提出し、読むたび、彼はどうなってしまうのだろうと、この二年間、密かに心配していた。ところが、この作品の初稿を書き上げ、さらに全く新しく全面改訂して書き始めるようになった頃から少しずつ目の光が穏やかになっていった気がする。私もまあまあ演劇がないと生きていけない方だけれど、山野君ほどじゃない。とにかく彼に演劇があり、仲間と一緒に表現を模索できるようになってよかった。聞けばこの公演が旗揚げにあたるという。現実の生活で充分苦しんできたのだから、虚構の中では生きる希望を取り戻してほしい。

虚空旅団
高橋恵 様





山野くんとは、アトリエ劇研のアクターズラボで、作品を作りました。彼はその時は、俳優でした。よく考えて、エキセントリックな表現を織り交ぜながら、真面目で面白い演技を披露してくれました。今度彼が、作演出としてどんな表現をするのか、楽しみにしています。

あごうさとし 様